風力発電所(休止中)

海辺で学ぶエコ体験!風力発電所ガイド|新舞子マリンパーク

名古屋からアクセス良好な海辺のスポット、新舞子マリンパークでは、潮風を受けて回る風車(風力発電所)がランドマークになっています。家族での散策や写真撮影にもぴったり。海風・青空・大きな風車という非日常の組み合わせで、子どもも大人もワクワクできるエコ体験ができる場所です。


風力発電所ってなに?

風のエネルギーを機械(風車)で回し、それを発電機に伝えて電気に変える仕組みが「風力発電」です。新舞子マリンパークに設置された風車は、海からの風を活かして、環境に配慮したエネルギーづくりの象徴でもありました。


施設の概要

  • 設置場所:愛知県知多市緑浜町2番地/新舞子マリンパーク内
  • 開始年月:平成17年2月から稼働開始。
  • 仕様:定格出力1,700kW(850kW×2基)、ハブ高さ65m、ローター直径52m。
  • 現状:老朽化のため2020~2021年に停止し、令和7年度以降撤去工事が予定されています。

家族で楽しむポイント

  • 写真スポット:風車の巨大なブレードと海岸の風景が背景になり、フォトジェニックな場面が多くあります。
  • お散歩コース:風車近くの海辺散策しながら、「どうして風が回るのかな?」など子どもと話すきっかけに。
  • 学びの時間:「どうやって電気になるの?」「風が無くなったらどうなるの?」など、自然とエネルギーについての会話が生まれます。
  • 季節を感じる体験:海風がよく通る場所なので、夏は涼しく、夕方には風車の影とともにゆったり過ごせる場所としても◎。

安全・アクセス情報

  • 散策路・見学スペースとして安全に整備されていますが、風車内部見学などは一般開放されていない場合があります。
  • 施設周辺は海風が強まることもあるので、帽子や風避けの服があると快適です。
  • 駐車場・遊歩道も整備されており、ビーチや芝生広場と併せて訪れると1日ゆったり楽しめます。

さいごに

風車が並ぶ海辺という、ちょっと珍しい景色。新舞子マリンパークの風力発電所エリアでは、いつもの海遊びに「知る楽しみ」が加わります。家族で“海+エネルギー体験”を楽しみながら、未来のことも少し考える時間にしてみませんか?

自然エネルギーを利用した発電施設を運転することにより、温室効果ガス(CO2)の削減を図ります。

風力発電のしくみ

  • 風の力で風車をまわし、増速機で回転数を揚げ発電機により電気を起こします。
  • 風力エネルギーの約40%を電気エネルギーに変換します。
  • 二酸化炭素を発生させない、地球にやさしい発電方法です。
  • 風速が2倍になると風力エネルギーは8倍になります。
  • 風の方向により向きを変える為に、風の力を最大限に 受け取れます。
  • 強風時はブレード(羽根)の角度をかえて回転をとめます。
  • 風力は無くなることのない自然のエネルギーです。

発電施設概要

運転開始
平成17年2月から運転を開始しました。

発電規模

1,700kw(定格出力)
年間推定発電量:300万kwh
(一般家庭約830世帯分に相当)

運転風速

4~25m/s(年間平均風速 地上高20m-5.1m/s)

電力供給

発電した電気は新舞子マリンパークで使用し、残りを電力会社に売電します。

風力発電機

850kw×2基(デンマーク ヴェスタス社製)
巻線形誘導発電機
ブレード(羽)直径:52m
タワーの高さ:65m

その他の設備

監視制御計測装置、受変電装置

高さ比較

国内の風力発電施設の動向

我が国の風力発電の導入実績は、2003年度末時点で約68万kwとなっており2010年度における導入目標である300万kw(総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会報告書(2001,6)より)に向けて、さらなる新エネルギーの導入の促進が期待されています。